雑記

時間があるときに細胞検査士の筆記試験の過去問を解いています

細胞検査士認定試験の合格率

細胞検査士の合格率は一次試験で50%、二次試験で50%であり、最終的には受験者の25~30%が合格するといわれています。ただ、学会誌やホームページに合格率が掲載されることはないため、体感的なものといえます。
細胞診専門医会の専門医会会報Vol.52から細胞検査士試験の合格率が記載されていました。試験の内容に関することも書かれているため、一度目を通しておくといいかもしれません。

ですので、合格率を合格者受験番号をから推測してみました。少し過去のものも追加しています。


「第46回 細胞検査士資格認定試験 合格率(推測値)」

受験者 合格者 合格率
一次試験 588 301 51.2%
二次試験 417 257 61.6%
試験全体 704 257 36.5%


「第47回 細胞検査士資格認定試験 合格率(推測値)」

受験者 合格者 合格率
一次試験 591 311 52.6%
二次試験 426 283 66.4%
試験全体 706 283 40.1%


「第48回 細胞検査士資格認定試験 合格率(推測値)」

受験者 合格者 合格率
一次試験 570 234 41.1%
二次試験 340 213 62.6%
試験全体 676 213 31.5%

第48回は過去2年と比較して、特に一次試験の合格率が低くなっているので、筆記試験はやや難化したことがうかがえます。

(2017/02/04追記)
「第49回 細胞検査士資格認定試験 合格率(推測値)」

受験者 合格者 合格率
一次試験 670 374 55.8%
二次試験 461 195 42.3%
試験全体 757 195 25.8%

第49回の一次試験の合格率は前年度と比較して上がっています(41.1% → 55.8%)。
ただ、第49回の過去問を確認したのですが、個人的には難しいと思います。
引っかかりそうな問題、マニアックな問題もちらほら見受けられます。
試験の傾向からみても、新しいことがすぐに反映されるため、一次試験はなるべく一発で合格されることが望ましいですね。
二次試験のほうは詳細な内容が公表されないですが、難しくなっているのでしょう。
今年は細胞検査士会創立50周年らしいので、試験も簡単にならないのかなと思っています(そんなに甘くはないと思いますが)。

(2017/12/18追記)
「第50回 細胞検査士資格認定試験 合格率(推測値)」

受験者 合格者 合格率
一次試験 642 376 58.6%
二次試験 582 323 55.5%
試験全体 848 323 38.1%

第50回の合格者数はここ数年の間では一番多いですが、合格率でみるといつもと同じくらいの難易度だったことがうかがえます。
ページの上のほうにも追記しましたが、細胞診専門医会の会報に細胞検査士試験の合格率が書かれてありましたので、今後はそちらを参考にしてもらえればと思います。