雑記

時間があるときに細胞検査士の筆記試験の過去問を解いています

細胞診の勉強で役立つ本など

細胞診の勉強(過去問)で役立つ本などがあったら教えていただけないかという質問があったので、思いつくものを列挙します。

また、細胞検査士の過去問を解いていく中で答えを探しても見つからない問題もあります。

そういった問題は消去法で答えが出ればそういうものなんだと思うようにしましょう。

参考書

細胞診を学ぶ人のために (本体 9,800円+税8%)

医学書院/書籍・電子メディア/細胞診を学ぶ人のために

スタンダード細胞診テキスト(本体 7,000円+税8%)

www.ishiyaku.co.jp
細胞診の参考書といえばこの2冊ですね。
細胞診を初めて学ぶという人にはおすすめの本です。
両方持っている人も多いかと思います。

細胞診の基本から実践へ(本体 8,000円+税8%)

www.bunkodo.co.jp
細胞診の参考書では比較的最近発売した本です(2013年出版)。
各臓器ごとの細胞所見の取り方が詳しく書かれていて非常に参考になりますが、内容が濃い部分もあるため、すこし細胞診を勉強した人におすすめの本です。

ポケット細胞診アトラス(本体 3,000円+税8%)

ポケット細胞診アトラス

細胞像と細胞所見が見開き確認できて、細胞像の写真もきれいです。
値段もお手頃で、かなり広範囲の細胞像をカバーしているのでおすすめの一冊です。

標準病理学 (本体11,000円+税8%)

医学書院/書籍・電子メディア/標準病理学

病理学の問題も出題されるので、病理学の本が一冊あれば重宝します。
ここでは標準病理学をおすすめしてますが、病理学の本は実際に手に取って読んでみて、自分に合っているなと思った本を選ぶことをおすすめします。

癌取扱い規約

金原出版

腫瘍の定義について出題が多い婦人科・呼吸器・消化器の癌取扱い規約が役立ちます。
ただ、実費で購入するのはもったいないので、病院勤務の方は病理検査室から借りてみるほうがいいですね。

最新 染色法のすべて(本体 5,300円+税8%)

www.ishiyaku.co.jp
色々な分野の染色法がまとまっています。

免疫組織化学 診断と治療選択の指針(本体 10,000円+税8%)

www.bunkodo.co.jp
各臓器ごとで腫瘍の鑑別にどのような抗体を使用するかがまとまっています。
最近出題が増えている分野ですが、内容はかなり濃いです。お金に余裕のある方はおすすめします。

ウェブサイト

細胞診標本作製マニュアル 細胞検査士会

細胞検査士会

細胞診標本作製マニュアルはホームページの下のほうにあります。
マニュアルは体腔液・呼吸器・泌尿器の3種類あります。
過去問ではこのマニュアルの中の文章がそのまま使われていたりします。
ホームページの中にスキムミルクによる乾燥標本の復元法もあるので、目を通しておくといいと思います。

免疫組織データベース~いむーの

immuno2.med.kobe-u.ac.jp
各種抗体の染色性や悪性腫瘍における陽性率などが載っています。
抗体の種類に関する過去問を解くうえで役に立ちます。

免疫染色玉手箱 ニチレイバイオサイエンス

www.nichirei.co.jp
免疫染色の総論・診断・技術について色々な施設の先生方が執筆された記事がたくさんあります。

顕微鏡を学ぶ オリンパスライフサイエンス

www.olympus-lifescience.com
顕微鏡についてイラスト付きの説明があったり、表でまとまっているのでわかりやすいと思います。

新肺癌病理分類(新WHO分類準拠)使用のお願い 日本肺癌学会

www.haigan.gr.jp
2017年1月に肺癌取扱い規約第8版が発売されて、各肺癌の定義が以前と大きく異なっています。
ダイジェスト版に新分類での定義がまとめられているので、肺癌取扱い規約が手元にない方は見ておくことをおすすめします。

研修コーナーから 日本産婦人科学会

研修コーナーから:日本産科婦人科学会

C. 産婦人科検査法(コルポスコピー)
D. 産科疾患の診断・治療・管理(産褥の身体的変化)
E. 婦人科疾患の診断・治療・管理(無月経と神経性食欲不振症、多嚢胞性卵巣症候群、子宮・卵巣・卵管の腫瘍・類腫瘍)

カッコの中の内容を詳しく知りたいときは利用してみてください。